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6歳の誕生日を迎えた。
今日、またあの人と再会することになった。
3年前、あの人は施設の中で他の子になじめず一人で本を読んでいた私のところへやってきた。
「本は好きかい?」
「はい」
交わした会話はそれだけだった。
その日から、私はあの人の養子になった。
その人の兄らしき人が、私の他にも施設の子供になじめなくて一人で遊んでいたあいつを養子にすると言っていた。
戸籍上は従兄ということになる。
若干の不安を抱えつつ、私達は6歳の誕生日を待つことにした。
白と黒の継承服であの人は私を迎えに来た。
大きな暖かい手が私の手をそっと握り、二人で施設を出る。
そして、低い落ち着いた声で私に語りかけてきた。
「今日、継承をする…意味はわかるね?」
「はい」
「君は私の能力と…想いを受け継ぐことになる」
「想い?」
「そう。夢や経験…あとは好きな人たちのこともね」
「好きな人たち?」
「継承の終わった君を暖かく出迎えてくれるだろう」
「……はい」
会話はそれだけだった。
惑星が光る夜。
あの人は星空を見上げていた。
そこには、金髪の白い綺麗な服をきた女性がいた。
私は先に継承の間に入ったのであの人たちがどんな最後の会話をしていたのか知らない。
だけど、大事な人だということはとてもよくわかった。
私はその後の記憶はない。
気がつくと、まばゆい光とともに膨大な能力、経験、そして記憶が流れ込んできた。
光の向こうであの人が手を振っているのが見える。
動けない。手を振り返せない。私はあの人が消えていくのを見つめるしかできなかった。
さよなら…ではなくて、行ってらっしゃいと私は心の中で呟く。
光が消えたあと、私は神殿街に戻っていた。
別れの後には出会いがある。
私はつとめて、明るい声で言った。
「ただいま!」
「おかえりー!」
あの人の想いを受け継いで。いつか地上へ行ける日を夢見て。
戸籍上は従兄のあいつと、大切な友達との生活が始まるんだ。
*************
継承が終わりました。
ジョエルの能力は、娘のシャルニカに引き継がれました。
いつもどんな風に継承するんだろう、と疑問に思っていたので私なりの解釈を含めて小説風に書いてみたんだけど…文章力のなさが露呈するだけの結果に('A`)
学校に行きながら適当にスキルを上げてるんですが、魔法戻すのめんどくさい…orz
まぁそんな感じでダラダラやってるのは変わらないのですが、3代目のシャルニカをどうぞヨロシクです♪
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キャラクター
ミゼリコルド(初代)
†ジョエル†(2代目・引退)
シャルニカ(3代目)
「星が歌った宇宙」というギルドにお世話になってます。
基本的にダラダラ進行です。
コメント欄の不具合直りました。
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